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プエルトイグアス最後


 

プエルトイグアスのセントロに再び来た時と同じバスで戻り、宿へとメインバックを引き取り、

次の宿へと向かった。

次の宿も、そんなに離れてはいないはずだが、看板などを見つけられず、

場所がよくわからないでいた。

突き当たりは、川になっていて、これ以上進めないので、この辺りだろうと、

きょろきょろしていると、突然横の頑丈な門が開いた。

中からは、男性が出てきて、とてもフレンドリーに迎えてくれた。

Iguazu Villa14と言う名前の宿だった。

ウエルカムドリンクも出してくれたし、支払いもドルで構わないと言ってくれて、

夫婦はとても優しく歓迎してくれた。

奥さんは、ナディアと言う名前だと自己紹介してくれて、

まるで僕達が、初めてのお客さんかのように、凄い喜んでくれて、たくさん話をしてくれた。

正直、サヨの旅に初めてついてきて、ここまで僕は自分では絶対に選ばないような宿ばかりだったけど、

このクオリティはやばかった。

めっちゃ綺麗!!

しかも、凄く安かったし、朝食まで出してくれるらしい。

プールもついていて、自由に入っていいのよと言ってくれた。

昨日の宿にも、プールがついていたが、正直水がぬめっとしていたけど、ここはとても綺麗。

サヨ、ちゃんといい宿選べるやんと思った。

まあ、もしかすると昨日泊まるはずだった宿も綺麗だったのかもしれないけれど、

Agodaのミスで泊まれなかったので、わからない。

EndFragment

でも、本当に新築か?ってくらい、このホテルは綺麗で、部屋はもちろん広くて綺麗だし、

絶対に裸足では入りたくないシャワー室もピカピカで、シャンプーも置いてくれてあり、

やっと安眠できる気がした。

サヨに言わせれば、僕はノビタ君で3秒もあれば、どこでも眠りに落ちていると言うけれど、

さすがにこんな過酷な旅は別物だ。

結局疲れて眠ってはいるけれど。

プエルトイグアスの最後の夜は、またいつもの店に行った。

レストラン、a Piecereだ。

ウエイターはちゃんと顔を覚えてくれていた。

最後は、とっておきの肉料理、パジョータ(アルゼンチンのBBQ)をたのんだ。

正直、うまい肉と、匂いがきつくて食べられない肉があった。

アルゼンチンは血のソーセージが名物なのだが、さすがに食べてみる気になれなかった。

だけど、これが郷土料理なのだと思った。

サヨはやっぱり、肉はほとんど食べなかったから、一人で頑張った。

サヨは嬉しそうに、裏メニューのチョコレートのデザートを食べていた。

正体不明の屋台のメニューは食べてみるくせに、肉は正体がわかっているのに食べないんだなと思った。

立場が逆転した。

しかし、このお店は音楽もいいし、ウエイターの感じもとても良く、雰囲気最高のお店だった。

一度、スペイン語の指さし会話帳で、会話をしたら、そんな本あるのか?!とばかりに、

逆に本を指さして爆笑された。

色々あったけど、楽しいプエルトイグアスだった。

宿へ戻ると、ナディア夫婦はもういなく、若い男性がいて、にこやかに自己紹介をしてくれた。

マルコというブラジル人だった。

少し楽しく会話をした後は、必死でこの後の予定の飛行機を予約した。

必死でと言うのは、眠気との戦いだったからだ。

翌朝、フロントに行くと、今日も出迎えてくれたのはマルコだった。

とは別に、家事など専門の女の子がいて、朝食を出してくれた。

どれもとてもおいしかった。

特に、初めて食べたわけではないけれど、パパイヤがとても美味しく感じられ、

無性にパパイヤをもっと食べたくなった。

決して、ホテルブッフェみたいな贅沢ではない。だけど凄く、贅沢な時間を過ごせた気がした。

今までの宿が、古かったから比べてとかではない。

なんだか、ここの宿の朝食が、とても優しく感じたから。

こういう気持ちが、サヨのよく言っている、旅での感情なのかもしれない。

部屋に戻り、お互いにメールチェックをすると、今更、初日にAgodaのミスで泊まれなかった宿に関して、

予約できませんでしたと謝罪メールがサヨのノートPCに届いていた。

サヨは、何日経ってると思ってるんだとかなり怒っていた。

Agodaは本部が中国のホテルサイトらしいが、

そういう、ホテルサイトを使ったことは僕はないが、こういうミスがよくあるようじゃ、

信用できないなと思う。野宿になっていたらと考えると、やっぱり恐ろし過ぎる。

強盗に襲われていたか、野犬に襲われていたか、どちらかだろう。

チェックアウトをして、バスの出発まで時間があったので、少し庭に居させてもらった。

飛行機の予約は完了している。

その後のペルー国内でのバスの予約もサヨがネットで済ませてある。

あとは、順調に行くのみ!

日本から持ってきた日本っぽい絵の書いてあるコースターをマルコにあげた。

そして、握手をして本当にお別れをした。

素敵な宿に出会えるといいものだと思った。

バスターミナルに行く前に、イグアスの川を見に行ったけど、あんまりよくわからない川だった。

田舎に流れる普通の川の感じだった。

その後、バスターミナルでブッフェのランチを食べて、サヨは一人で大聖堂を観に行くと言ったので、

僕は、このままここで荷物番をすることにした。

バスターミナルは、コンセントもWi-fiも使えて快適だった。

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