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真面目なサラリーマン 旅に出る

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ゴロー丸の南米旅日記

サルタぶら歩き


 

昨夜は、寝てしまっていたので、自分のスマホはアラームをセットをしていなかった。

朝、アラームで起きたが、サヨのスマホが鳴っているのを自分のと勘違いし消して、

その上、時間もまだ早かったので、寝てしまった。

完全に消してしまったので、その後のことは僕は寝ていたとしかわからない。

サヨに日本にいる友達からのLINEが入り、その音でサヨが起き、もう時間がないと怒られた。

長い移動の前に、シャワーを浴びられるか浴びられないかということは、死活問題くらい大問題らしく、

だけど、ちょっとそれは同感なので、やらかしたと思った。

とりあえず、大急ぎでシャワーを浴びるくらいはできたので良かった。

僕は、昨日の夜から、サヨに怒られてばかりいる。

サヨが、服を失くしたり、忘れ物をしてとりに行って無事に戻ってきたりと、

そんなことはあったけど、無事にチェックアウトもして、荷物を預けて町へ繰り出す。

サンフランシスコ教会は、とても綺麗だ。

僕は、クリスチャンではないが、サヨに付き合って、中へ入りお祈りをした。

この教会の外で、お土産屋さんがあり、かなりたくさんのお土産があった。

サルタというか、アルゼンチンで気になっている土産物がある。

現地の人達が、バス停やその辺で、普通に手に持って飲んでいるカップだ。

ごつい見た目で、人々は、日本のスタバ的な感覚で、これを手にして飲み歩きしている。

買おうか迷ったけど、かさばりそうだし、まだ先は長いのでやめた。

でも、たくさんの種類の大きさがあり、短期旅行だったら、お土産にいいなと思った。

可愛いお土産屋を見つけ、会社の人へのお土産と、自分にお土産を買った。

女の子は、お土産を買うのが好きだけど、僕は、何を買っていいのかがよくわからない。

だけど、ここのコースターは、一目見て気に入ったので、自分へ買うことにした。

町を歩いていて、路面店で、お菓子がたくさん売られていて、サヨはお土産にいくつか買った。

見た目が石鹸みたいなお菓子を買っていた。

張り紙に、10ペソと書いてあるので、安いなと思ったら、それは違うお菓子で、

石鹸みたいなやつは高かった。

でも、見た目が可愛いし、お土産に買いたいと言って、サヨは買っていた。

その後は、博物館にどうしてもサヨがミイラを見に行きたいと言ったので、行くことにした。

サヨは、本当にミイラとかガイコツとかが好きだ。

バックパッカーをやるくらいなので、彼女は普段からかなり普通ではない強烈キャラだが、

正直、その趣味も極めて凄いなと思う。癖が強い。

そして、それを公言してるあたりも、全くもってある意味凄い。

彼女は、一人っ子ではあるが、いつでも男多めの環境で育ってきたので、

小さい頃は、自分のことを男だと思っていて、女の子を泣かす男連中をぶん殴っていたそうなので、

その趣味のおかしさもわかる気がする。

博物館の入場料は、地球の歩き方に乗っていた金額の倍だった。

ミイラの感想は、僕は興味がないのですげーとしか、特にないです。

サルタの町は、ちょっとしたおしゃれな町らしくて、ボリビアズボンで歩く僕は、スゲー見られました。

博物館の下で、サヨがメッセージノートみたいなものに書くと言ったので、恥ずかしいからやめとけと言ったら、

再びキレて、そのズボンの方が恥ずかしいと暴言を吐かれました。

僕は、サルタで絶対にちゃんとしたズボンを買おうと決めました。

公園で、食事をした後、トイレに行きたくなり、スーパーへ入りました。

そこで、店員にトイレを聞いたのにワインの銘柄を探され、スペイン語はまだまだだなと思いました。

サヨは、食欲旺盛で、その後、竹下通りみたいな若い子がたくさん歩いているところで、

フローズンジュースとポテトを食べた。

サヨが両手にそれを持って、外へ出たら、すぐそばのベンチにいたおっちゃんが、サヨにここに座れとニコニコして席を譲っていました。

僕がいるのも知って、おっちゃんは、譲らなければ良かったかもと思っていないか、心配になった。

サヨは、サルタの人は、いい人多いと嬉しそうだった。

ポテトはまたサヨが店員にすすめてもらったソースがたくさんかかっていて、凄いうまかった。

ちょうど下校時間らしく、女子高生がたくさん歩いていて、サヨは、可愛い可愛いと言っていた。

どこの国も、女子高生はキャピキャピしていて可愛らしい子もいれば、ド派手な子もいるなと思った。

特に南米なだけあって、鼻と耳に鎖をかけていたり、ビジュアルバンドみたいな高校生もいた。

僕は、高校生にも若干びびった。

現地の人の笑顔の写真をコレクションしたいといつも言っているサヨは、

ここでも女子高生に声をかけ、写真を撮らせてもらっていた。

声をかけられた女子高生も楽しそうだった。

僕は、変態男と思われそうで、勇気がなかったので、遠くから撮りました。

どうも僕のズボンを見て、高校生が笑っている気がした。

そのうち、あまりにズボンが恥ずかしくなって、しまむらっぽい店があったので、

そこで試着して普通のズボンを買った。

これでやっと落ち着ける。

その後は、スーパーへバスの中で食べられるようなものや飲み物を買いに行った。

そして預けたメインバッグを受け取り、バス停へ向かった。

チケットを買った窓口をのぞいたら、あの時のおじさんがいた。

目があったら、おじさんは察してくれたのか、バスの乗り場を案内してくれた。

ようやく、イグアスの滝へ向けて、出発できる。

バスを待っている時、サヨがたまたま隣にいた女性から話しかけられていた。

何を話しているのかわからないが、楽しそうだったし、女性が優しそうだったので、

僕はそうだ、バスにはトイレがあるのか聞きたいと思った。

頑張って訴えてみたが、わかってもらえなかった。

結局、女性はトイレがあるのかはわからないと言った。

僕はとても不安になったけど、バスが来て乗ってみたら、ちゃんとあった。

女性は、同じバスではなかったらしく、サヨにバイバイと手を振っていた。

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